皆様のご参考のために
ご相談のジャンルごとに、Q&A(質問と回答)をまとめました。皆様のご参考になりましたら幸いです。
• 中国企業との契約について
• 中国への投資、会社設立について
中国または外国企業との契約について
- 日本企業A社は、A社製品の原材料を、中国企業B公司から輸入することとし、B公司との間で、原材料の売買契約を締結することにしました。そこで、これから契約を締結するにあたり、どのようなことに注意したらよいのでしょうか。
- 一般に、外国企業(外国人)との契約は国際契約と言われます。国際契約においては、契約書に当事者が記載した事項が極めて重要であり、口約束などは全く通用しないと肝に銘じておくべきです。(もっとも、日本企業同士での契約でもこれらはあてはまります!)そして、国際契約の締結にあたり、注意すべき点として、例えば、以下の点が考えられます。
- • そもそも相手が実在するのか
- • 交渉者の担当者に権限があるのか、相手方は信頼できるのか
- • 代金をどのように支払うのか
- • 商品の引渡をどのようにおこなうのか など
中国または外国への投資、会社設立について
- 日本企業A社は、中国に工場を建設して当社製品を生産することを計画しています。そこで、A社が中国で工場を建設するにはどのような方法があるのかを教えてください。
- 外国企業が中国で工場を建設して生産活動を行う場合、外国企業として中国に工場を建設することはできません。
すなわち、原則として、外国企業が、中国において、中国企業である「外商投資企業」を設立し、この外商投資企業が工場を建設して製品の生産を行う必要があります。
そして、外商投資企業の種類としては、(1)合弁企業、(2)合作企業、(3)外資企業の3つがあります。
そこで、これらの企業の特徴を事前に検討し、適切な方法を選択することが必要であると考えます。