faq-p

皆様のご参考のために

ご相談のジャンルごとに、Q&A(質問と回答)をまとめました。皆様のご参考になりましたら幸いです。
• 学校の部活動中での怪我への対応について
• 学校からの退学処分などへの対応について


学校の部活動中の怪我への対応について

  • 子どもが高校のサッカー部の練習中に、怪我をし、入院しました。学校に責任はないのですか。
  • 学校の責任を追及する方法としては、①債務不履行に基づく損害賠償請求、②不法行為に基づく損害賠償請求(国公立学校の場合は国・地方公共団体等に対し国家賠償法1条、私立学校の場合は学校法人に対する使用者責任が根拠)があります。
    そして、部活動中の事故だと、部活動の顧問教諭等に「安全配慮義務違反」があったかどうかという点が、学校の責任を検討するうえで重要なポイントになってきます。
    学校のクラブ活動には、「必修活動」と、生徒の自主的活動である「課外活動」(いわゆる部活動)がありますが、判例上、「課外活動」中であっても、顧問教諭の安全配慮義務違反は、学校の責任になるとされています。
  • 顧問教諭の「安全配慮義務」の内容として、以下のようなものがあります。
  • • 生徒の健康状態・能力把握義務
    • 指導監督義務
    • 練習計画策定義務
    • 立ち合い・監視義務 など

    クラブ活動の性質・危険性の程度、生徒の年齢や技量等の様々な要素を総合的に考えて、何らかの危険が予見されていたにもかかわらず、顧問教諭等が具体的な指示・注意を与えるなどして危険の発生を防止すべき具体的注意義務を怠った場合には、安全配慮義務違反があったと言え、学校に責任が問うことができるとされています。

    ご質問のように、サッカーは身体的に危険が及ぶ可能性のあるスポーツですし、練習内容や顧問教諭の指示方法などを具体的に検討し、安全配慮義務違反が認められれば、学校に対して、損害賠償請求ができることになると考えられます。
     

学校からの退学処分などへの対応について

  • 子どもが学校から、自主退学しなければ退学処分となると迫られて自主退学してしまいましたが、どうすればいいでしょうか。
  • 学校からの自主退学勧告は、退学処分と変わりないことから、退学処分もやむを得ないと思われる事情がなければ行うことはできないと解されます。しかし、時には、学校が、生徒に対し、十分な根拠がないままに自主退学の勧告を行い、生徒もよく考える時間も与えられず退学届を出してしまうということがあります。
    このような自主退学の勧告は違法なものであるとして、学校に対して自主退学の撤回の交渉、学生としての地位保全の仮処分の申立て、学生としての地位を有することを確認する訴訟の提起をすることが考えられます。

 

学校問題ページへ ▸